大きめの本屋さんに行くと「英語学習コーナー」があります。
受験用の参考書とは別に、大人の学び直しにも使える教材がたくさん出版されています。
しかし、どの教材も魅力的に見えて、どれを選んでいいかが分からないですよね。
この記事では以下の疑問に答えていきます。
・大人の英語学び直しの最初の教材の選び方
・大人の英語学び直しにおすすめの初心者向け教材は?
※この記事は、自分にピッタリの英語コーチが選べるプラットフォーム Coach Fit が監修・お届けしています。
大人の英語初心者の教材の選び方
大人になってから英語を学び直す際、初心者はどのように教材を決めればよいのでしょうか?
以下の4つのポイントを抑えておくことが重要です。
教材選びのポイント
- 中学レベルから始める
- 目的を持って決める
- 計画を練ってから購入する
- 継続しやすい工夫があるかを確認する
中学レベルから始める
英語学習にブランクがある場合、中学レベルから英語を学習するのがオススメです。
「中学英語なんて分かりきっている」と思っている方も多いかもしれません。
しかし、「分かる」と「出来る」の間には大きな隔たりがあります。
例えば、英語の日常英会話は3,000も語彙力があればほとんどカバーできます。
しかし、大学受験まで勉強していた方であれば4,000語程度の語彙力があることが多いですが、満足に日常英会話が出来る方は多くありません。
このように今まで学校や受験勉強で培った知識でも、英会話に活かすためには「出来る」レベルまで繰り返しトレーニングを行う必要があります。
目的を持って決める
教材は英語学習の目標を達成するための「手段」であり、目的ではありません。
闇雲に教材を買っていては、教材ばかりが揃って実力が伴わない教材マニアになってしまいます。
学生時代は「偏差値」という一つの同じ目標に向かって勉強しますが、社会人になると英語学習の目的は人それぞれです。
例えば、海外旅行を楽しむために学習する方、英語で商談を成立させたい方、英語で読書を楽しみたい方などそれぞれのゴールが違ければ、当然そこに至るまでの道のり=教材の選び方も変わってきます。
自分の目標に対して、有効に働く教材を選ぶのが重要です。
計画を練ってから購入する
教材を購入する際には、事前に学習計画を練っておくことをオススメします。
「英会話ができるようになりたい!」と意気込んで、発音の本、瞬間英作文、単語帳、文法テキストなどを一気に買い込んでもそれぞれの教材を十分に活用するのは難しくなります。
目標を設定したら、そこから逆算して、いつ、何を、どの順番で取り組むのかという学習計画を立ててから教材を購入することで、その後の教材選択を柔軟に出来ます。
継続しやすい工夫があるかを確認する
どれだけ理論的に優れた教材でも、大人の学び直しは仕事や家庭で忙しい中での取り組みになるため、継続できなければ意味がありません。
教材を選ぶ際は、内容の質だけでなく以下のような「続けやすさ」の視点も確認しておきましょう。
- 解説が丁寧で、専門用語に説明が添えられているか
- イラストや図が適度に使われており、視覚的に理解しやすいか
- 1つの項目がコンパクトにまとまっており、区切りをつけて学習しやすいか
特に、文字だけがぎっしり詰まった教材は、内容がどれだけ優れていても英語初心者にとってはハードルが高く感じられ、挫折の原因になりがちです。実際に書店で中身を確認できる場合は、数ページ試し読みをしてみて「これなら続けられそう」と感じられるかどうかを基準に選ぶこともおすすめです。
大人の英語初心者に最適な発音教材
英語学習でもっとも先に勉強するべきなのは発音です。
リスニング、スピーキングで必要なのはイメージしやすいと思いますが、実はリーディングにおいても発音は重要です。
リーディングで意味を処理しているとき、頭の中では音韻表象という音にならない音が生成されています。
発音が分からないと、この段階で処理が止まってしまい、スムーズなリーディングができなくなってしまいます。
4技能の学習の基礎となる、発音で学習すべき3つの項目について紹介します。
- 音素
- フォニックス
- 音声変化
これらを学習する上でおすすめの教材をそれぞれ紹介します。
DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本

DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本は、英語の発音をわかりやすい映像で学習できる本です。
これは音素と言って音の最小単位を表す記号となります。
この聞き分け、使い分けが出来ないとその後の英語学習で間違った発音が身についてしまうだけでなく、そもそも聞き取れない、聞き取ってもらえないという事になってしまいます。
このテキストでは、文面だけでは分かりづらい英語の音素の発音の方法をDVDで確認しながら練習ができます。
また付属のCDで繰り返しのトレーニングが出来るので、定着を促すためにもうってつけです。
<フォニックス>できれいな英語の発音がおもしろいほど身につく本

<フォニックス>できれいな英語の発音がおもしろいほど身につく本は、フォニックスの基本を音読を通して学習できる本です。
フォニックスとは、アルファベットの綴り字と発音の関係をルール化したものです。
例えば「a」単体は「エー」と読みますが、antのときは「ア」と読んだりcaughtのときは「オ」と読んだりします。
これらを体系的に学習することで、単語学習がスムーズになったり、文章の読み上げが出来るようになったりします。
このテキストでは、フォニックのルールをフレーズと一緒に基礎から自然に身につけることが出来ます。
5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる

5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れるは、英語の音声変化を一冊で習得できる本です。
音声変化とは、英語が読まれる際に音同士が繋がったり、脱落したりする発音上のルールのことです。
例えばCheck it up.は個別の発音を見れば「チェック イット アップ」となりますが、実際には音声変化の影響により「チェケラ」と聞こえます。
音声変化のルールを知らないと、いつまで経ってもCheck it up.が聞き取れなくなってしまいます。
音声変化には以下の5種類があり、ある程度の速さを持った英語の音声ではこれらのルールが複数適用されて読まれます。
- 連結
- 同化
- 脱落
- ら行化
- 弱形
このテキストでは、1つ1つの音声変化のルールを、実際の音源とともに学習することが出来ます。
さらに後半の総合テストでは、音声変化が組み合わされた音声が付いているので、自分の理解度を確かめながら進めることが出来ます。
大人の英語初心者に最適な単熟語帳
「語学力は語彙力で決まる」と言われるほど、語学学習において語彙の多寡は鍵を握っています。
4技能すべての基礎となる英単語を身につけるためには、単語帳による集中的な学習が効果的です。
英語初心者を抜け出すためには、5,000語を目指すといいでしょう。
ただし、単語帳を選ぶ際は自分の語彙力をしっかり見極めた上で、背伸びしないことが大切です。
参考までに、語彙力の目安をリストにしました。
語彙力の目安
- 中学卒業レベル(英検3級程度) 2,000語
- 高校基礎レベル(英検準2級程度) 3,500語
- 高校修了レベル(英検2級程度) 4~5,000語
それぞれのレベルに合う単語帳を紹介します。
キクタン【Entry】2000語レベル

キクタン【Entry】2000語レベルは、中学レベルの英単語600語を収録した英単語帳です。
中学英語の内容に不安がある方は、こちらの単語帳からスタートするといいでしょう。
ゼロからスタートして、中学卒業レベルの最低限の語彙2,000語を習得することが出来ます。
キクタン【Basic】4000語レベル

キクタン【Basic】4000語レベルは、高校レベルの英単語を収録した英単語帳です。
中学内容に不安はないが、高校内容、大学受験レベルの英語に不安がある方には4,000語レベルの習得に進みましょう。
特に英語学習にブランクが有る場合は、多少学生時代の英語力に自信があってもここからスタートすることをオススメします。
大人の英語初心者に最適な文法教材
単語や語彙と並行して、学習の初期に取り組んでほしいのが英文法です。
英文法のテキストとしては、中学内容・高校内容をそれぞれ一冊仕上げれば十分でしょう。
また問題を解くテキストとは別に、学習で出た疑問を解決するための文法書も一冊持っておくことを強くオススメします。
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。

中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。は、中学3年間分の英文法を説明と演習のセットで習得できるテキストです。
Youtubeに上がっている講義動画を見ながら進めることが出来るのと、講義形式の説明が載っているのが特徴です。
とにかく分かりやすく、基礎の基礎から始めたい方、講義をしっかり受けながら進めたい方にオススメです。
英文法パターンドリル 中学全範囲

英文法パターンドリル 中学全範囲は、中学3年間分の英文法を簡潔な番所と演習のセットで習得できるテキストです。
こちらは文法事項の説明は簡潔に、ドリル形式で問題数が多く設定されており、英作文までしっかりと演習を行う仕様です。
「中学英文法の説明はいいから、問題を解く中でさらっと復習したい」という方にピッタリのテキストです。
Mr.Evineの英文法ブリッジコース[中学修了→高校基礎]
![Mr.Evineの英文法ブリッジコース[中学修了→高校基礎]表紙画像](https://blog.coachfit.net/wp-content/uploads/2023/02/a57355cbb526adb1289159b4eb3436a8.jpg)
Mr.Evineの英文法ブリッジコース[中学修了→高校基礎]は、中学+高校基礎レベルの英文法を身につけられるテキストです。
大人の方が高校英文法を習得する場合、学習序盤に大学受験レベルまでの細かな知識は必要ありません。
こちらのテキストは、その名の通り、中学内容と高校内容の橋渡しとして必要十分な内容を掲載しています。
総合英語Evergreen

総合英語Evergreenは大学受験用の英文法の解説書です。
必要十分な量の知識が整理されているため、こちらを手元に置いておくと安心です。
一億人の英文法

一億人の英文法は、英語のイメージを掴むことに重点を置いた文法参考書です。
語り口調で通読しやすいため、お堅い文法書が苦手な方にはオススメです。
大人の英語初心者に最適なリーディング教材
大人の英語学び直しでは「リーディング能力とリスニング能力の乖離」を埋めることが重要であるため、学習の初期はリーディング・リスニングで同じ教材を使うことがポイントです。
英会話・ぜったい・音読 【標準編】

英会話・ぜったい・音読 【標準編】は、音読用の英文が12レッスン分掲載されたテキストです。
何度も読み込み、声に出してトレーニングに取り組むことで英語の基礎回路が出来上がり、資格の枠に囚われない本質的な英語力を手に入れることができます。
英会話・ぜったい・音読 【挑戦編】

英会話・ぜったい・音読 【挑戦編】は、高校教科書レベルの英文が10本掲載された音読用テキストです。
標準編と同様、質の良い英文が揃っており何度も繰り返し声に出してトレーニングすることで、英語の上級回路を形成するのに有効です。
共通テスト過去問研究 英語 リスニング/リーディング

共通テスト過去問研究 英語 リスニング/リーディングは、大学共通テストとセンター試験時代の過去問を掲載しています。
これらをすべて理解できるようになれば、英語の初心者レベルはとうに脱出できていることでしょう。
大人の英語初心者に最適なリスニング教材
英語初心者の方が、語彙・文法・発音を身に着けた後は、リーディングとリスニングの教材を統一することをオススメします。
英会話・ぜったい・音読 【標準編】

英会話・ぜったい・音読 【標準編】は、リスニングの際も一言一句、お手本と同じようにシャドーイング出来るようになるまで繰り返しましょう。
ちなみに私は12レッスンあるこのテキストで各レッスン100回ずつ音読したので、合計1,200回音読をしたことでリスニングの基礎ができあがりました。
毎日1.5時間取り組んで、1ヶ月半で完成しました。
英会話・ぜったい・音読 【挑戦編】

英会話・ぜったい・音読 【挑戦編】は、高校教科書レベルの英文が10本掲載された音読用テキストです。
私は、この本を1ヶ月半で合計1000回音読して英語力の基礎を作ることができました。

究極の英語学習法 K/Hシステム 基本編

究極の英語学習法 K/Hシステム 基本編はリスニングの取り組み方についての理論を詳しく学びながら、学習を進めていける教材です。

大人の英語初心者に最適なライティング教材
ライティングは、自分の中から英語を外に出すアウトプット分野の活動になります。
最短合格! 英検3級ライティング完全制覇

最短合格! 英検3級ライティング完全制覇は、英検3級のライティングの教材になります。
こちらのテキストの特徴でもある「豊富な解答例」を参考にしていくと自然な英文の書き方が身についてくるはずです。
Conversation Questions for the ESL/EFL Classroom

英検のテーマは少しアカデミックで堅い内容ですので、もう少し日常的でフランクなテーマで書きたい場合はこちらのWebサイトからテーマを選定することをオススメします。
無料で利用できて、分野ごとに膨大な量の質問が設定されているため、ネタに尽きることはないでしょう。
大人の英語初心者に最適なスピーキング教材
スピーキングとライティングは多くの点で共通した能力が求められると書きましたが、大きな違い・隔たりを挙げるとすれば「瞬発力」です。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

どんどん話すための瞬間英作文トレーニングは、スピーキングにおける瞬発力を鍛えることができるテキストです。
暗記要素が強く、基本的な英文が反射的にアウトプットできるようになります。
私は毎日1ヶ月半、1時間取り組んですべての英文が口をついて出るようになりました。
スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング

スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニングは、上で紹介した瞬間英作文の上級テキストです。
蓄積した例文データを、英文法・語彙と組み合わせて瞬時に言いたいことを脳内で形成する能力を育成します。

まとめ
この記事では大人の英語学び直しの最初の教材の選び方と大人の英語学び直しにおすすめの初心者向け教材を解説しました。
教材選びのポイント(再掲)
ポイント①中学レベルから始める
ポイント②目的を持って決める
ポイント③計画を練ってから購入する
ポイント④継続しやすい工夫があるかを確認する
自分のレベルに合った教材を選び、効率的に英語学習を進めていきましょう!
なんとなく続けてるけど、手応えがない。
「英語力の成長が止まってる気がする…」
それ、”やり方”のせいかもしれません。
今すぐ【あなたの学習タイプ】をチェックして、“最短ルート”の英語学習を見つけましょう。
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